「女性は、結婚や妊娠・出産で人間関係が変わる」という話を聞いたことありませんか?
結婚前は、「へぇー」という感じで聞き流していたのですが、実際に結婚・妊娠・出産を経験して、その意味がよくわかりました。
今回は、女の友情についての私の体験談を書いていきたいと思います。
[toc]
ライフステージで変わる人間関係
小さい頃、環境によって友達が変わるのは普通の事だと思っていました。
たとえば小学校では小学校の友達、高校では高校の友達、大学や専門学校ではその学校の友達、社会に出れば同期や先輩・後輩と幅広く。まれに小学校時代からずーっと友人関係が続く人もいたり。
でも、大人になってからの人間関係、特に親しい友人関係は余程のことがないかぎり、変化するものではありません。
大人になると、知り合いが増え、それにともなって付き合いも増えます。
なかにはコミュニケーション能力が高く、友達がすぐ出来る方もいるかもしれませんが、気を遣わずに本音で話せる友人はそう簡単に出来るものではないです。
「大人になってからも続く親しい友人関係は、とても貴重」
そう思っていたのですが、結婚を機に疎遠になってしまった友人がいます。
結婚を機に独身の女友達と疎遠になってしまった
私の場合、夫の転勤で引越したので、それも疎遠になった原因のひとつかもしれません。
しかし、独身の友達全員と疎遠になったわけではないので、やはり人によるのかなと。
疎遠になってしまった彼女とはもう何年も前に知り合い、本音で話せる数少ない友人の一人でした。
私が結婚した後も、たまに会ったり連絡をとったりしていたのですが、いつしか距離を置かれているような感じがし、気付けば連絡をとらなくなっていました。
なぜ疎遠になってしまったのか。
たぶん、話が合わないというのが一番の原因のような気がします。
なぜなら、同じブランドの服が好きで仲良くなった彼女とは、ファッションの話や恋愛の話をよくしていました。
彼女は今も変わらず、ファッションやネイル・エステなど自分磨きにお金をかけ、恋愛も楽しんでいます。
しかし、結婚してすっかり落ち着いてしまった私は、ファッションなど自分の事にお金をかけるよりも貯金にまわそうと考えてしまうし、盛り上がるような恋愛話もない。
しいて話せる事と言えば、夫との日常の出来事のみ。
私が彼女の立場なら、「日常の話なんて聞いても楽しくないし、それなら同じく独身の友達と過ごした方が数倍楽しい」と思います。
疎遠になってしまった彼女の近況をSNSで目にすることがあり、それを見ていると「楽しそうだなぁ」と思いつつも、なんだか住む世界が違うなと感じてしまいますね。
妊娠報告で友人関係が悪化しそうで、報告するべきか悩む
独身時代は、どんな人から妊娠報告されても素直に「おめでとう!」と喜べた私。
しかし、結婚してなかなか子どもが授からないという経験をしていた時は、知人の妊娠報告を全く喜べませんでした。
妊娠報告をうらやましく思うと同時に、「なんで私には子どもができないの」と嫌な気持ちにもなりました。
特にSNSで不特定多数に妊娠報告する人達に関しては、「いろいろな立場の人がいると考えたりしないのかな」と腹立たしく思うことも。
自分自身、無事に子どもを授かることが出来てからやっと他人の妊娠報告も祝福できるようになったのです。
自分が妊娠した時は、知人に妊娠報告をするべきか迷いました。
「かつての私のように、妊娠報告をすることによって嫌な気持ちになる人がいるかもしれない」と思うと、なかなか報告する気になれませんでした。
結局、家族や親戚と本当に親しい友人に報告し、残りの知人には一切報告していません。
子どもの写真が印刷された年賀状を出すべきか
いつか自分に子供ができたら、子供の写真で年賀状を作るのが夢でした。
でも、子供の写真入りの年賀状って考えものなんですよね。
子どもの写真が印刷された年賀状は、受け取った側の事情によって不快な思いをさせてしまう可能性があるからです。
子どもの写真を年賀状として送る側は、そこまで深く考えずに送っているのかもしれません。
子どもの成長を見てもらいたい、家族が増えたお知らせといったところですかね。
たしかに家族・親戚などに送ったら「こんなに大きくなったんだなぁ~」なんて喜ばれるかもしれません。
それに単純にかわいいですよね、子どもの写真が印刷された年賀状。
でも昔の自分のように、子どもを望んでいるのになかなか授かれないと悩んでいる人が見たら、きっと嫌な気持ちにしかならないです。
そうなると、年賀状に子どもの写真を載せるのは、よく考えるべきだなと思うわけです。
ベストなのは、子供の写真ありと写真なしの2種類の年賀状を用意して、人によって送る年賀状を変えるという方法ですね。
こどもが産まれるとさらに付き合いが変わる
子供が産まれると、どこに行くにも子供と一緒です。
- おむつを変える場所はあるか
- 授乳するところはあるか
- こどもを連れて行っても大丈夫な場所か
自分の事よりも子供のことを真っ先に考えます。
独身時代や子供がいなかった頃とは全くといっていいほど優先順位が変わります。
すべてにおいて、自分よりも子供優先。
そうなると、遊びに誘う相手は、「独身の友達」よりも「子供がいる友達」の方が誘いやすいです。
子育てという共通の話題がありますし、悩みも相談できますから。
子供がうまれてからは、子供がいる友達と一緒にいる方がなんとなく落ち着く自分もいるんですよね。
子供が大きくなるにつれて、今度はママ友というコミュニケーションもだんだん変化していくのでしょうね。
まとめ
私の話を書きましたが、あくまで一個人の体験談です。
独身時代の友達と、結婚しても子供ができても仲良くしている方もいると思います。
つくづく人間関係というのは難しいと感じますし、親しかった友達と疎遠になるのは寂しいことです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント