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辻村深月『スロウハイツの神様』感想|ラストで衝撃が走る!心暖まる青春群像劇

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辻村深月『スロウハイツの神様』感想|ラストで衝撃が走る!心暖まる青春群像劇

Amazonでの口コミ評価も高く、満足度の高い辻村深月さんの『スロウハイツの神様』

小説を一気読みしてしまうことは今までなかったのですが、この作品はページをめくる手が止まりませんでした。

そんな魅力たっぷりの『スロウハイツの神様』の、あらすじや感想をまとめました。

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目次

スロウハイツの神様 あらすじ

チヨダ・コーキの小説のせいで人が死んだ

10年前人気作家チヨダ・コーキの小説を読んだ若者がある事件を起こす。

どん底に突き落とされたチヨダ・コーキを再び呼び戻したのが『コーキの天使』という少女の存在。彼女は何者なのか

人気上昇中の脚本家 赤羽環は、ある日スロウハイツというアパートのオーナーになり、自分の友人達に共同生活をもちかける。

スロウハイツには環を中心としたクリエーターの若者たちが住んでいる。

中高生に絶大な人気の小説家 千代田公輝(チヨダ・コーキ)。

彼の敏腕編集者である黒木智志。

映画制作会社で働きながら映画監督を目指す 長野正義。

画家の卵 森永すみれ(スー)。

投稿を繰り返し児童漫画家を夢見る 狩野壮太。

環の古くからの親友である円屋伸一(エンヤ)。

彼らは平和に毎日過ごしていた。それぞれの夢に向かって刺激しあっていた。

エンヤが出て行くまでは…

エンヤが出て行き、空室だった201号室に、新たな住人がやってきた。

加々美莉々亜という自称小説家の女の子。

彼女はコーキに急接近し始める。

はたして彼女が、10年前の事件の関係者『コーキの天使』なのか!?

莉々亜の存在がスロウハイツの人間関係に変化をもたらしていき、

環が受け取った荷物をきっかけに彼らの止まっていた時間が動き出す。

スロウハイツで起こる青春群像劇。

決して上巻だけで満足せず下巻まで読んでください!

物語の真髄は下巻にあります!

スロウハイツの神様の感想

初めて辻村深月さんの作品を読みました。

前から読んでみたいな読んでみたいなと思っていて、内容にひかれて読んだのがこの本です。

辻村さんの作品は読む順番を意識するとつながりがあって一層面白いという事を、読んだ後で知りました。

タイトルと冒頭少し読んだ感じ、青春物語かな?という印象でした。

トキワ荘みたいなスロウハイツで巻き起こる人間模様。登場人物がよく作りこまれていて、感情移入してしまう部分もありました。

上巻はスロウハイツの住人の日常のようにゆったり物語が進んでいく。

恋愛模様や友情、心の葛藤、それぞれが見事に絡み合っています。

上巻だけでも十分面白かったのですが、下巻のあの駆け抜けるような伏線回収には衝撃をうけました。そしていい意味で見事にだまされました。

「あの出来事は裏ではこんな風になっていたの!?」という驚きの連続で、読むのを止められませんでした。そして感動あり!

読んだ後、心あたたまります。素敵なハッピーエンドです。

一気に辻村さんのファンになりました。と、同時にこの作品を大好きになりました。

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