郵便局の「レタックス」とは?メリット・デメリット、通常の電報との違いをやさしく解説

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郵便局の「レタックス」とは?メリット・デメリット、通常の電報との違いをやさしく解説
レタックスって何?
郵便局の電報サービスだよ

レタックスでは、文字だけでなく画像やイラストが送れます。

通常の電報より価格もお手頃なので、冠婚葬祭以外にも、誕生日やお祝いなど気軽に送りやすいです。

 

このページでは、レタックスのサービス内容やメリット・デメリットなどをまとめました。

電報選びの参考にしてみてください。

目次

日本郵便の「レタックス」とは?

レタックスは日本郵便が提供している「電報のようなサービス」のことです。

電報と同じように、お祝い事やお悔やみ事に際して速達でメッセージを送ることができます。

基本的には台紙タイプの電報のみ。

WEBからの申し込みであれば524円(税込)~送ることができ、料金が安いのも特徴です。

「インターネットや電話から電報を申し込む方法がわからない」という方も、郵便局の窓口で申し込みができるので安心感がありますね。

レタックスが無事に届いたか、追跡機能を利用できるのも郵便局ならではです。

レタックスと電報(NTT)の違い

日本郵便のレタックスとNTT電報の大きな違いは2つあります。

  • 画像を送ることができるか
  • 文字数に対する料金

レタックスはイラスト・絵などの画像を送ることができる

レタックスでは文字だけでなく画像も送ることができます

イラストや直筆メッセージ、写真などをメッセージと一緒に送ることができるので、あたたかみのある電報が送りたい方に最適。

レタックスは25文字以上でも安く送れる

レタックスとNTTの電報では、そもそも料金システムが全く違います。

できるだけ安く送りたいならレタックスです。

 

レタックスでは、何文字でも料金は変わりません。

「台紙の料金=サービス料金」となります。

一番安い台紙だと、524円(税込)から利用可能です。

(※ただし、2枚以上になる場合やカラー印刷など、追加料金もあり)

レタックスの料金については、このページの「レタックスの料金」の部分をご覧ください。

 

NTTの電報は、メッセージの文字数に応じて料金が決まります。

ちなみにNTT東日本の電報(WEB申し込みの場合)だと25文字まで通常料金726円(税込)で、文字数がそれ以上になるとどんどん料金は高くなってしまうのです。

さらに、台紙の料金がかかります。

NTTの電報の料金については下記のサイトを参考にしてみてください(NTTの電報には東日本と西日本がありますが、料金は変わりません。)。

レタックスの料金

郵便料金

下記の料金は白黒印刷で送る場合です。

(※WEB申し込みでカラー印刷の場合は+20円がかかります。WEB以外の申し込みはカラー印刷対応不可。)

  WEB申込 郵便窓口
FAX・電話
ポスト投函
料金 524円(税込)~ 604円(税込)~

 

一番安い台紙は、WEB申し込みの場合で524円(税込)。

他にもいくつか台紙があり、一番高い台紙でも5,000円台と、全体的にお安いです。

追加料金

電報が用紙2枚以上になる場合は、追加料金がかかります(※用紙の上限は4枚まで)。

料金は下記のとおりです。

  WEB申込 郵便窓口
FAX・電話
ポスト投函
白黒印刷 1枚につき
32円
1枚につき
100円
カラー印刷 1枚につき
52円

レタックスの支払方法

レタックスの支払い方法は下記の通りになっています。

  現金 郵便
切手
クレジットカード 料金
後納
WEB    
郵便窓口  
ポスト投函      
FAX      
電話      

 

現金・郵便切手払いは、料金別納の取り扱いのみとなります。

料金別納は、まとめて郵便物を出すときに利用する支払方法です。

ただし、レタックスを利用する場合は、1通からでも料金別納にすることができます

 

詳しくは、日本郵便のホームページを参考にしてみてください。

参考:料金別納について|日本郵便(外部リンク)

 

料金後納は主に企業向けのサービスになっていて、利用条件は「郵便物や荷物を毎月50通以上出すこと」。

(※ただし荷物の種類によって必要個数は変わります。)

事前に承認手続きも必要ですし、単純にレタックスを送るだけなら別の支払い方法を選んだ方が簡単です。

参考:料金後納にはどのような手続が必要ですか?|日本郵便(外部リンク)

レタックスの申し込み方法

レタックスの申し込み方法

レタックスのお申込み方法は、全部で5つ。

  1. WEB
  2. 郵便窓口
  3. 郵便局へのFAX
  4. 郵便局への電話
  5. ポストに投函

なかでも、一番料金がお安いのがWEB申し込みです。

どの申し込み方法でもおよそ15時30分までに申し込みすれば、当日配達が可能となっています。

※ただし場所によって異なるので、心配な方は日本郵便のホームページで確認しましょう。

参考:レタックス当日配達確認一覧表(外部リンク)

 

申し込みした日の翌日~10日以内なら、配達日や配達時間帯が指定できるので、冠婚葬祭など余裕をもって送ることができます。

WEBからレタックスを申し込むときの流れ

レタックスのWeb申し込みは、24時間365日いつでも受け付けています

郵便局の窓口で申し込むよりも安く利用できるのでおすすめです。

Webからレタックスを申し込むには、「Webゆうびん」への登録が必須です。

Webゆうびんの登録をしてからレタックスの申し込みをしても良いですし、レタックスの申し込み後にWebゆうびんへ登録しても大丈夫です。

  1. 日本郵便「Webレタックスの申し込みページ」にアクセス
  2. 「かんたん作成」と「こだわり作成」から好きな方を選ぶ
  3. 画面の指示に従って、必要事項を選択・決定
  4. プレビューの確認
  5. 差出人と宛先の住所、配達予定日・希望時間帯を入力
  6. お支払い方法を選択
  7. 申し込み完了

 

基本的には画面の指示に従って作成していけば、電報が出来上がります。

電報の台紙は祝電・弔電、それぞれ値段別に数種類用意されており、一番安いものだと524円(税込)。

一番高い台紙だと5,154円(税込)です。

 

電報の作成方法は、「かんたん作成」と「こだわり作成」のどちら好きな方を選ぶことができます

  • かんたん作成…文例や画像文例(イラストやフォトフレーム)がすでに用意されているため、簡単にメッセージを作ることができる
  • こだわり作成…自分が使いたい画像や写真などのファイルをアップロードして、メッセージを自由に作ることができる

どちらの作成方法を選んでも、フォントや文字のサイズ、レイアウトまで決めることができるのはうれしいポイントです。

MEMO
WEBからの申し込みに限り、完了後にWebゆうびんから自分が送ったレタックスの追跡情報を見ることができます。

郵便窓口からレタックスを申し込む方法

レタックスを郵便窓口から申し込む場合は、窓口でもらえる専用の用紙に記入します。

用紙には直筆のメッセージやイラストを直接書くことができます。

わからない点があれば、局員さんに聞きながら作成しましょう。

レタックスを郵便ポストに投函して申し込む方法

郵便窓口でもらえる専用の申し込み用紙を、ポストへ投函して申し込む方法です。

まずは用紙の必要箇所をすべて記入してください。

記入が終わったら用紙を封筒に入れ、送りたいレタックスの料金に相当する切手を貼ります。

封筒にあて名は書かず、「レタックス」または「電子郵便」と赤い字で書いて、ポストに投函すれば完了です。

郵便局へのFAX・電話でレタックスを申し込む方法

FAXや電話で申し込む際は、あらかじめレタックスの差し出しを依頼したい郵便局に承認請求書を提出しておかなければなりません

承認された郵便局からのみ、電話とFAXでレタックスを送ることができるようになります。

そのため少し面倒ですが、FAXや電話でレタックスを利用したい方は、事前に最寄りの郵便局に相談しておきましょう。

レタックスの5つのメリット

メリット

レタックスのメリット

  1. ただ文字を送るだけでなく、イラストや写真でアレンジできる
  2. 通常の電報よりも安い
  3. 無料追跡サービスが利用できる
  4. カジュアルな場面でも使いやすい
  5. 本格的な祝電・弔電を簡単に送ることができる

1. ただ文字を送るだけでなく、イラストや写真でアレンジできる。

レタックスの一番のメリットは、イラストや写真も送れることです。

自分のオリジナルのイラスト・写真を入れることができたり、直筆メッセージを送れたり、レイアウトを工夫したりできるため、より個性のある電報を送ることができます。

レタックスのデメリット」の部分で説明しますが、レタックスには、通常の電報よりも台紙の種類が少ないというデメリットもあります。

しかし、メッセージの内容やデザインで個性を出せば、世界にたったひとつだけの電報を作ることも可能です。

2. 通常の電報よりも安い

レタックスは、通常の電報よりも安く利用できます

  • 通常の電報 … 台紙の料金+文字数の料金
  • レタックス … 台紙の料金

上記のように、通常の電報は「台紙の料金」とは別に「文字数の料金」がかかります。

しかしレタックスなら、基本的に「台紙の料金」だけで送ることができます。

そのため電報より安く利用できるのです。

また、長文のメッセージも即日で送ることができるのは大きな魅力となっています。

3. 無料追跡サービスが利用できる(WEBからの申し込みの場合)

WEBからレタックスを申し込んだ場合に限りますが、追跡サービスを無料で利用できます

自分の送ったレタックスがきちんと配達されているかどうか確認できるため、安心です。

4. カジュアルな場面でも使いやすい

レタックスはお安く送れるため、電報よりもカジュアルな場面で使いやすいです。

誕生日のお祝いや入学祝いなど、あまり豪華すぎる祝電だと重くなりすぎてしまう場面でも、レタックスだとちょうどいいのではないでしょうか。

レタックスには祝電・弔電という2種類の台紙のほかに、「その他」という種類の台紙も用意されています。

「その他」の台紙は、余計なデザインのないシンプルなもの。

シーンを選ばない台紙なので、ちょっとしたお祝いのメッセージを送る際にも使いやすいです。

 「あまり大袈裟にする必要はないけど、すぐにメッセージを送りたい」という時にも役立ちます

5. 本格的な祝電・弔電を簡単に送ることができる

カジュアルな場面で使いやすいだけでなく、本格的な祝電・弔電として簡単に利用できるのもレタックスの特徴です。

台紙は祝電用・弔電用それぞれ6種類ずつあり、値段によって簡易的なものから高級感のあるものまで用意されています。

他社の電報サービスに比べると種類が少なく感じるかもしれませんが、祝電・弔電として「これだったら失礼にならない」と言えるだけのラインナップはそろっています。

それでいて、一度Webゆうびんに登録さえしてしまえば、24時間365日どこからでも申し込みができてしまうのですから、とても簡単で便利ですよね。

レタックスの3つのデメリット

デメリット

便利なことばかりのレタックスに思えますが、もちろんデメリットもあります。

レタックスのデメリット

  1. 他社の電報サービスと比べると豪華さに欠ける
  2. 台紙の種類が少ない
  3. 当日配達の締め切り時間が早い

1.  他社の電報サービスと比べると豪華さに欠ける

他社の電報サービスと比べると、レタックスは配達台紙だけになるため豪華さでは劣っています

最近人気の電報はとても豪華です。

プリザーブドフラワー付きのものや、ディズニーキャラクターのぬいぐるみが付いたものもあります。

2. 台紙の種類が少ない

レタックスは台紙タイプの電報のみ取り扱っています。

しかし、台紙の数が豊富というわけではありません。

カード型の電報をメインに扱っている「VERY CARD」というサービスに比べると、レタックスは台紙の種類がかなり少ないです。

VERY CARDでは、飛び出すカード型の電報、刺しゅうが入った電報、押し花の電報など、迷ってしまうほどの電報があります。

レタックスは祝電・弔電、それぞれ6種類しかありません。

「たくさんの候補の中から、気に入ったものを選びたい」という方には、レタックスは不向きです。

3. 当日配達の締め切り時間が早い

NTTの電報の場合は、基本的に19時までの申し込みで当日配達することが可能です。

しかし、レタックスで当日配達を希望する場合、基本的には15時30分までに申し込みを済ませなければなりません

ちなみにレタックスでは、申し込んでから10日以内なら配達日と配達希望時間帯が指定できるので、お祝い事・お悔やみ事の際は早めに準備しておくのがおすすめです。

郵便局の電報「レタックス」 まとめ

レタックスは、お手頃な価格でWEBから簡単に申し込めるのが魅力です。

郵便局の窓口から申し込むこともできるので、ネットからの申し込みが不安という方や、パソコン操作が苦手な方にもおすすめです。

ひと昔前だと「電報=NTT」でしたが、今では様々な電報サービスが参入しています。

郵便局のレタックスもそのひとつ。

レタックスには追跡機能がついていて、きちんと届いたか確認できる点は郵便局ならではと言えます。

全体的に価格がお手頃なので、冠婚葬祭以外の使い道もおすすめです。

たとえば母の日に子供からお母さんに送ったり、離れて暮らす孫の誕生日に送ったり、様々な世代に使ってもらいたいサービスですね。

 

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